ホームシアターシステムの基本構成
名古屋の「ベイシス」は、東海地域でホームシアターのプランニングから施工を手がけるトータルオーディオショップです。住まいの新築・リフォーム時などに、オリジナルのホームシアターや音響環境を導入したいお客様はお気軽にご相談ください。こちらでは導入を検討されている方へ、ホームシアターシステムの基本構成などをご説明します。個別のご相談も承っておりますので、不明点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
ホームシアターを知ろう!
最新設備を整えた映画館や劇場(シアター)では、客席の周囲に配した設備を駆使し、臨場感あ溢れる演出が行われています。そして近年ではデジタル技術の向上によって、ご自宅でも高品質な音声や映像を楽しめるようになってきています。そういった技術が詰め込まれたのが、ホームシアターシステムです。ホームシアターなら、ホーム(家庭)でシアター(劇場)にいるような映像・音楽体験が楽しめます。
ホームシアターの基本構成
ホームシアターは、上記のような音響機器(各種スピーカー)・映像機器(テレビ・スクリーン・プロジェクターなど)によって構成されています。
AVアンプ
システムの中心に位置するため、AVセンターとも呼ばれます。映像と音声の切り替えを一度に行えるよう、それぞれの機器の信号がAVアンプに入出力できるようになっています。また、高性能なAVアンプでは高品質な画像に変換する画像処理回路も搭載。また、DVD/BDプレーヤーから出力される信号を変換する復調回路や信号処理回路・変換回路などを備えたものもあります。
プレーヤー・レコーダー
それぞれの記録媒体(DVDやブルーレイディスクなど)によって再生機器が異なります。また再生専用のプレーヤー、再生・録画・録音ができるレコーダーがあります。
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DVD おなじみの記録媒体であるDVDを再生・録画する装置です。CDの再生も可能です。 -
BD(ブルーレイディスク) DVDの約5倍の容量を持つ記録媒体がBD(ブルーレイディスク)です。高画質な映像や音声を格納できます。 -
ゲーム機器など ゲーム機をホームシアターに接続して、大画面でゲームを楽しむことができます。DVDやBDを再生する機能を持つものもあります。
受像(ディスプレイ・モニタ)
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テレビ 部屋を真っ暗にせずに映像を鑑賞するなら、テレビが最適です。ブラウン管や液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなど各種あり、それぞれの性能によって解像度が異なります。 -
スクリーン ホームシアターの顔ともいえる存在です。大画面で迫力ある映像を楽しみたいならスクリーンがぴったり。生地表面に特殊な加工が施されたスクリーンには、壁固定式や巻上げ方式、床置き式などのタイプがあり、それぞれサイズがあります。
プロジェクター
スクリーンに映像を映し出すための機器で、価格は数万円から数百万円のものまで幅広く、性能と比例しています。暗い場所で鮮明な映像を素早く映し出す映画鑑賞向けのものもあれば、明るい場所でプレゼンテーションデータを映し出すのに最適なものまでさまざまなタイプが存在。スクリーンが広ければ広いほど、高解像度のものが必要となります。また焦点を合わせるために据え置きや天吊りなどの設置方法を考える必要があります
スピーカー
スピーカーには役割ごとにさまざまな種類があり、それぞれL(レフト)R(ライト)と左右の頭文字を付けて呼ばれます。
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フロントスピーカー 最低限必要とされるスピーカーです。ホームシアターの中核を担う存在。画面の左右に均等に配置されます。 -
センタースピーカー 中央付近で、人のセリフなどを担当するスピーカーです。画面中央に配置します。 -
サラウンドスピーカー 文字通り、周辺からリスナーを包み込むように音を出すスピーカーです。 -
サブウーファー 重低音を担当するスピーカーです。かつてはスーパーウーファーとも呼ばれました
5.1chサラウンドの基礎知識
ホームシアターで映画館そのままのサウンドを楽しみたいのなら、5.1ch(チャンネル)の導入を検討しましょう。最近は、DVDや地上デジタル・BSデジタル放送、音楽ソフトでも5.1chを正式に採用しているため、通常のテレビ視聴でもこれまでとは異なる音響体験ができます。また、映画のみならず、ドキュメンタリーや音楽ライブ映像などでも、5.1chサラウンドはその魅力を最大限に発揮してくれます。一度体験すると音が、映像とは別の空気感・緊張感を生み出し、雰囲気に与える影響が非常に大きいと実感できるでしょう。
5.1chサラウンドとは?
5.1chとは、映像と連動した音響設備を楽しめるスピーカー(上部項目へアンカーリンク)の配置方式。映画館の放映方式であったドルビー(※)サラウンド・ドルビーデジタル・DTS(デジタル・シアター・システムズ)を、家庭でも楽しめるようにしたのが、5.1chサラウンドです。スピーカー1つにつき1ch(チャンネル)とし、サブウーファーは0.1ch(チャンネル)とカウントされます。つまり、5.1chサラウンドとは、フロント2ch・センター1ch・サラウンド2chとサブウーファー0.1chで構成されたスピーカーの配置による音響演出環境なのです。
※ドルビーとは、米国ドルビー社が開発したデジタル圧縮方式による記録・再生方法の通称。